会期:2023年8月23(水) – 9月3日(日)
※月曜休廊
時間:各日程で開廊・閉廊時間が異なります。必ず別表にてご確認下さい。
会場:東京都中央区銀座6-3-16 泰明ビル本館501
※建物エレベーターございませんのでご注意ください
(東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線銀座駅C3出口より徒歩2分、JR有楽町駅銀座口より徒歩7分)
電話:03-6263-8407
『U-kuさんを囲む会』
U-kuさんを囲み飲み物を飲みながら普段聞けないお話をするイベントです。
日時:2023年8月26(土)18時〜20時
開催場所 FBIギャラリー+PTA(同ビル併設BAR)
参加費無料(ワンドリンクオーダー制)
※要予約
※ノンアルコールがございますのでお酒が飲めない方でもぜひご参加ください
席数に限りがあるため、ご予約は先着順となります。気になる方はお早めにインスタDMもしくはfbiginza@gmail.comまでお申込みいただければ幸いです。
↓以下作家ステートメントより↓
私たちは無意識に「不随意性と決断」を幾度となく繰り返し経験している。その事象の中で人はいつ何時も孤独である。
U-kuは幼少期に海外に移住した際、文化や言語の差による孤独と、帰国後「帰国子女」として心情的に受けた孤独のどちらもを体験した。その後も幾度となく感じる同様の感覚は、いずれも集団にいることが条件で発生した。
哲学者の三木清も「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の『間』にあるのである」と述べている。
しかし孤独の時にこそ訪れる「不随意性と決断」の応酬によりその孤独は新たな発展を生み出すきっかけにもなり得るのではないかと考えた。
自身で選択した水彩絵の具の色が生み出す不随意的な滲みや形を人生における偶発的な出来事と置き換える。そして水彩で描写した後、水彩以外の画材(アクリル、岩絵の具、金箔など)で、その偶発的な出来事をどう活かすかを決断するための選択を行う。
この一連の作業を終えると同時にU-ku自身の様々な孤独と関連した記憶と照合させ、最後にモチーフを加える。それらを第三者が鑑賞することで新たに多様な記憶と結びつき、その作品は鑑賞者の数だけ背景を増していく。しかしそこには必ず1対1の対話しか存在せず、擬似的に鑑賞者はあらゆる「孤独」と向き合うこととなる。