FBIでは下記日程にて池上武男による個展【偶然に必然を重ねることから生まれるリアル】を開催いたします。
日本の伝統的な絵画技法である墨の『たらしこみ』によって偶然に生みだされた模様に池田独自の視点で墨を加筆。その結果、生命力に溢れた様々な生き物が出現する。
モノトーンの色彩の中に描かれる今にも動き出しそうな動物の迫力。池上の長年のキャリアによって研ぎ澄まされた表現力からは凛とした静けさと共に、生命の透明感さえ感じ取ることができる。
会期:2024年8月1日(木) – 8月11日(日)
4日・5日休廊
営業時間
火〜金 20〜23時
土 13〜23時
最終日11日(日)13〜19時
※作家在廊日
8/1、2(20〜22時)
8/3 13〜19時
8/10、11 13〜19時
会場:東京都中央区銀座6-3-16 泰明ビル本館501
※建物エレベーターがございませんのでご注意ください
(東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線銀座駅C3出口より徒歩2分、JR有楽町駅銀座口より徒歩7分)
電話:03-6263-8407(20時以降受付)
▪️以下作家ステートメント
日本の伝統的な絵画技法「たらしこみ」によって偶然生み出される墨のしみにインスピレーションを受け、その墨のしみに作者にとって必然と思える描写を加えることから生まれるリアリズムを表現しています。
ただの墨の滲みや斑に顔や足などの形状を描き加えるコトで、その滲みや斑自体には特になにも描き込まなくても毛や羽など形状を持った形に見えてくる。その形は作者の描写したもではなく鑑賞者自身が想像した形であり鑑賞者にとって最もリアルな形となる。作者が描写によってそれらの形状を細かく描き説明することは、作者の持つ形状のメージを押し付けるだけで鑑賞者にとってのリアルを想起してもらうためには蛇足としか言えない。
私の作品を鑑賞して頂く際には、想像力を持ってご自身の思うリアルを見出して欲しい。それが貴方にとっての最高のリアルになると信じています。また全ての作品が偶然の要素の大きいたらし込みから生じる滲みや斑が元なので、私自身にも再現できない一期一会の作品です。
▪️池上武男経歴
1964 長野県諏訪市に生まれる。
1989 東京芸術大学卒業。
1991 東京芸術大学大学院 美術研究科修了。
1999 絵画教室アトリエ「gamw」開業。
2008 東海大学付属諏訪高等学校美術非常勤講師
2016 コンコルソアルテミラ/2016選出によりミラノ(イタリア)にて作品展開催
2017・2018 アート展示会展示会 Affordable Art Fair (イタリア)に出品
2017・2018 アート展示会展示会 wopartair (スイス)に出品
2019-2023 ギャラリー「いろはに」にて個展3回
2022 銀座画廊」「美の起原」にて個展
2023 第27回アートムーブコンクール大賞受賞記念個展(大阪府立江之子島文化芸術センター)
2023 台湾透視感術空間L.C.M Galleryにて個展
主な受賞歴
2013年 | 第9回 北の大地ビエンナーレ | 北の大地大賞 |
2014年 | 平等院表参道美術作品公募長 | 最優秀賞(最高賞) |
2014年 | 第13回奄美を描く美術展 | 田中一村記念美術館賞 |
2015年 | 第7回前田青邨記念大賞 | 青邨記念大賞 |
2016年 | 第11回 熊谷守一大賞展 | 大賞 |
2022年 | 第27回 アートムーブコンクール | 大賞 |
2022年 | 第4回 安曼野涼風扇子展 | 大賞 |